埼玉県ふじみ野在住の僕がガラクタな雑感を綴っています。 鉄ネタ、時事ネタ、イーグルスネタ、果ては懐かしの音楽ネタなどまさにガジェット。どうぞお付き合い下さい。 
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2007/01/17 10:47    金を失う道
昨日のTX「ガイアの夜明け」は「住民の足を守れ〜消えゆくローカル線再生への闘い〜」として、神岡鉄道、和歌山電鉄、鹿島鉄道を例に、危機に直面している赤字ローカル私鉄を取り上げていました。

岡山の両備グループが再建に乗り出し、「いちご電車」などのアイデアと、地元密着の経営で再生しつつある和歌山電鉄(旧南海貴志川線)と、今年3月での廃止が決定的な鹿島鉄道。
明暗を分けた両者の対比。際立ったのが、地元の支援でした。
積極的に支援を惜しまない和歌山と、冷めた印象の残った鹿島。置かれた周囲の環境も異なるのでしょう。沿線人口、道路環境、などなど。
ただ存続を願っただけでは、鉄路は残るものではありません。鉄道は「金」を「失う」「道」であり、設備投資や経費に莫大な資金を要します。営利を考えねばならない民間では、自ずと出来ることが限られます。かと言って公的支援の垂れ流しでも状況は好転しないのは、数多の例から自明のこと。

廃止するのは簡単ですが、一度無くなった鉄道を復活させることは困難、というか不可能に近いのでしょう。これから高齢化が更に加速度をつけて進むのは間違いなく、交通弱者である高齢者、通学生の足の確保を踏まえ、どう考えていくか、なんでしょうね。
代替バスにしても、人口希薄地帯であれば使用者も限られるし、多くの人はクルマでの移動を第一に考えます。バスにして経営が楽に成る訳ではありません。

仕事で宮城の角田に行くことが多いのですが、彼の地を走る第三セクター阿武隈急行。比較的健闘している会社ですが、地元の人でも普段乗る人はほんの一握り。地元に住んでいても乗ったことの無い人が大勢います。だって、クルマの方が早く、安く、時間に縛られず、自由に行動できるから。わざわざ駅まで行って電車になんか乗らないんですよね。
新幹線や東京の電車以外乗ったことのない人、地方にはざらにいます。
そういう層を鉄道に呼び戻せるのか。多分難しいでしょう。

鉄好きの僕でも、通勤や出張以外は殆ど乗りません。埼玉近郊でも、買い物なんかはクルマです。お出かけにしても、羽田空港、ディズニーランド、お台場・・・みんなクルマですね。多少の渋滞でも、その方が楽ですからね。地方なら尚更でしょう。

全国の地方私鉄の8割が赤字に喘いでいます。JRの大多数も同様でしょう。簡単に収益だけでは片付けられない解決の難しさが、そこに横たわっています。